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継続して物事を続かせる方法/ 努力を継続させる6つのポイント
努力ってなかなか続きませんよね。
例えば「今年中までに絶対に禁煙する!」
「今年中に10kgやせる」
「必ず毎日本を読む」
「今月中に原稿を仕上げる」
「今年中に英語をマスターする」
このようなことって本当に気合を入れて目標を立てないとなかなか続きません。今回は継続して努力を続かせ、物事を成し遂げるための、6つの習慣について解説していきます。
あなたはこのことを意識していくだけで自然と継続して努力を続けられる人になるでしょう。
物事を継続できている人は自然にやっていることでしょう。
努力を結実させていくことについて
その前にいくら努力しても実を結ばないこともあるでしょう。そのせいで段々とやっていてつまらなくなり、成果も出ないのでやめていくケースもあるでしょう。
この原則は、心の成長や内面的世界においてはあるのですが、現実的な分野については実を結ばないケースがあります。
例えば、努力した分だけ、商売がうまくいったり、売り上げが伸びたり、事業で成功したり、起業して大いに儲かったり、会社で出世したり、そう簡単にはいきません。
現実的には努力しても失敗する人も多いのが現実です。これにはいろいろな要素が絡み合っていますが、中心になっているのは努力を結実させる決定的な運がないと言えるのです。
もちろんその他に先見の明や創意工夫、世の中に通用させる表現力が乏しかったりして努力が実らないケースもあります。
今回は現実的な分野において努力を結実させ成功することではなく、物事を継続して長続きさせて、誰もが望めば手に入る目標を実現していくまでの理論を解説していきます。
このことであなたが成し遂げたかった、例えばダイエット、副業で稼ぐ、禁煙、趣味、読書などを成し遂げることができるようになるでしょう。
物事を継続させ続けるメリット
ダイエットでも禁煙でもビジネスでも、成功した人は必ず努力を継続しています。あらゆる努力は継続してこそ意味があります。
努力を継続できさえすれば、大抵の目標は達成できます。
努力を続けさせれば、結果こうなっていくんだという、未来の理想に対する強固なイメージを思い描き、努力をやめなければ、それが少しづつ実現していきます。
ですので努力さえ続かせれば、こうなっていくというあなたのイメージが明確に素晴らしいものであればあるほど、その努力は続き結果的に継続できたことで、メリットとして結実できるわけです。
なぜ継続できる人と継続できない人がいるのか?
より正確には、なぜ継続できる時と継続できない時があるのか?
努力が続かない理由と努力を続ける6つのポイントを以下に解説していきます。
やる気は続かないということを認識しておくこと
基本的に人のやる気は継続して続くことはありません。やる気が出ているときというのは、脳からΘ波の周波数が出ている状態で、この状態がずっと続くと、人間は能力が高まり、何でも前向きに取り組め、記憶力も高まり、直感冴えてきて健康的になっていきます。
ですがやる気はあるきっかけで高まっても、継続できずに普通の状態に戻っていってしまうのです。
これは人間の機能なのですが常に体は異常な状態を感知して『正常な範囲』に戻すように働くのです。
「よしやるぞ!」と俄然やる気が出た時というのは、普段の自分からは異常な状態というように身体は思っているわけです。
体に高熱が出たら高熱状態から平熱に戻すように、やる気は徐々にさがり、いつもの気分に戻るのが当たり前なのです。
努力を続けるためには、まず「やる気は続かない」ことを前提にしないといけません。やる気が続かないからこそ、やる気が続かなくても努力を継続する工夫が必要なんです。
ではどうしたらこのようなやる気を出す状態に持っていけるのでしょう。やる気を継続させるには、先ほどの脳のΘ波はどのようなときに出ているのかというと、最近ではヨガが流行っていますが、このヨガや禅、瞑想、気功など実際これらを行っている最中に脳波を測るとシータ波が計測されるという報告もたくさんあります。
ただいつもできるわけではないので、そのほかにいいと言われているのはランニングですね。ランニングには「ランナーズハイ」という言葉があるように、ストレス解消にも最適です。走り続けることで、瞑想状態のようになりリラックス効果が期待できます。ちなみにランナーズハイは、脳内麻薬とも呼ばれるエンドルフィンというホルモンが脳で分泌されることによって気分が高揚状態になると考えられています。
ランニングは誰でも簡単に取り組めるかと思います。その他にはこのやる気は続かないこと認識して、自身で必ず「ねばならない環境」に身をおいてしまうというのもよいかと思います。
例えばダイエットを今年の夏までに必ずやると決めたら、即効ジムに行き半年分くらいの会費を支払って、お金を出してしまうことで自身に義務付けてしまうのもありかと思います。
まずはやる気は続かないことを最初に知って、どうしたら継続してやり続けられるのか、対策を最初に立てておくといいかと思います。やらねばならないことを紙に書きだしていつまでにこの項目は達成させると目に付くところに張り出すのもいいかと思います。
やる気が続かないからといって自分を責めるのは止めましょう。「やる気は続かない⇒だったらどうすれば継続できるか?」という工夫こそが、継続できる人と継続できない人を分ける境目なのです。
人間は飽きやすい、飽きるのを想定して色々な手段を用意しておく
人間は飽きやすいものです。1つのことだけを継続してできないものなのです。
ですので飽きが来ないように、ランダムに様々なことを行っていけばいいのです。
もしダイエットに対して、手段がジョギングだけだと、途中で飽きてしまいストップしてしまいます。
ダイエットに対して、手段としてジョギング、サイクリング、ジム、水泳など複数の手段を用意しておけば、ジョギングに飽きた⇒水泳に行こう⇒水泳に飽きた⇒サイクリングしよう、と何かしらダイエットを続けることができます。
手段をたくさん用意するときのポイントは2つあります。
ひとつはおおよその方向性が近いことです。ダイエットであればジョギングと断食ではなく、ジョギングとジムといったように、形は違っても体を動かすという方向性が同じことが重要です。
二つめは手段に上下関係を作らないことです。水泳よりもジョギングのほうが良いと考えてしまうと、ジョギングが続かなかった段階で挫折感を味わってしまいます。
実際にジョギングも水泳も、体の使い方も効果も違うわけで、それぞれの良いところがあります。どちらでもいいのです。
このように飽きがこない対策ができれば、いつまでも継続できるようになります。目標が痩せることであれば、上記のような対策を行い、目標がそのほかのことであれば、副業で稼ぐとか、何かの件で研究を深めたいとか、様々なことは飽きが来ないように工夫していけばいいのです。
好きなことをやってみる
嫌なことは人間だれしも継続してできませんが、好きなことであればあなたは時間を忘れるほどに没頭してしまうかもしれません。上と連動していきますが、飽きた時こそ、いったんストップしてあなたが好きなことを行っていけばいいのです。
そうするとあなたの中から快感のホルモンが出てきます。実際は脳から出ているのですが、これを「ドーパミン」と呼びます。
ドーパミンは神経伝達物質で、やる気の要素となるアドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体です。
簡単に言うとすると、「快感や多幸感を得る」、「意欲を作ったり感じたりする」、「運動調節に関連する」といった機能を担う脳内ホルモンのひとつです。
ドーパミンは主に快感を得たときに活躍するのですから、逆を言えば、ドーパミンを分泌させることができれば、快感を得ることでもあるのです。
「趣味に夢中になってしまって、食事をわすれてた!」こういう経験はありませんか?
人間は、快感を得ているときや、精神活動が活発に働いて物事に集中しているときには空腹感を感じません。
たとえば・・・
映画を見てとても感動しているとき
スポーツの試合をしているとき
自分の好きな趣味に夢中になっているとき
好きだよと告白されたとき
片思いをしている相手のことを想像しているとき
など
ドーパミンが多く分泌されれば、食欲が抑制されます。そのため、ダイエットにも非常に有効だといわれています。
ドーパミンはどういう時に分泌されるの?
人間はドーパミンを分泌させることを目的として生きているようなもので、ドーパミンは“生きる意欲を作るホルモン”ともいわれています。極端に言い換えるならば、人間はドーパミンを分泌させることを目的として生きているのかもしれません。
人間がこのような感覚を持つとき、ドーパミンが多量に分泌されます。
「がんばるぞ!」 | 意欲が出ているとき |
---|---|
「うれしいなぁ!」 | 誉められて気分が爽快のとき |
「やった!」 | 合格して喜んでいるとき |
「素晴らしい!」 | 絵を見て感動しているとき |
以上のようにあなたが好きなことに打ち込むことでこの「ドーパミン」の快感の要素をたくさん経験することで、継続して取り組もうとする、やる気が維持できます。
三日坊主で取り組もう
三日坊主とはいい響きです。
よく、あれもこれもいろいろできる人がいます。いわゆる多芸多才な人です。このような方は三日坊主で様々なことを継続してきているから、このようになったと述懐しています。
よく三日坊主が悪いと言われますが、実はそうではないのです。たとえ三日だとしてもやる気を出して行動したことだけですごいのです。
目標を立ててチャンレジする回数の平均は「0.1回」だと言われています。つまりほとんどの人は目標を立てても、一度も行動しないまま目標を忘れ去ります。
行動するだけでも平均を大きく上回るスコアですが、それが三日継続できたとすればかなり成功した部類に入ります。
むしろ努力の才能があるかもしれません。
あとは三日坊主を何度もやればいいのです。三日坊主で終わってしまったことを悲観するのではなく、三日間できた、だったらもう一度三日やろう、と繰り返すのです。
やる気を継続するよりも、やる気が出る頻度を上げる意識をしましょう。
やる気が出る頻度を上げるためには、今までにあなたが、自分がやる気が出る経験をした『パターン』をリストアップしておくと役に立ちます。
あなたがやる気を感じ快感を感じたことは様々あるはずです。
例えば映画を見る、成功者の本を読む、あなたが好きなことをやってみる、などです。
一度リストアップしておけば、「やる気がでない」と思ったときに、パターンのうちどれかをやるようにすれば、やる気が出る「確率」が上がります。
今まではやる気確率が5%だったのが10%になれば、単純に2倍努力できるようになります。
そんな感じでやっていけばいいのです。
あなたが取り組まないといけないことを可視化させる
これはあなたが実際に続けたいことを紙に大きく書いて、見える箇所に貼り付けていつも視覚化できる状態にしておくことです。
これは結構な効果が出ると多くの人が事実経験しているのです。
例えば今年の夏までに10kgダイエット、であれば紙に毎月の目標と取り組むこと、今月は3kgダイエット、そのためにやるべきことのリスト化です。
このように細分化していき、見えるところに貼っておくと常に意識するようになるので、結果取り組むことが義務化されていくようになっていきます。
最初はいやいやでも達成させたときの快感を経験することで、あとは繰り返し繰り返し、その経験を応用して、様々なことを実現していけるようになるでしょう。
あなたが取り組まないといけないことを習慣化させる
習慣の3つの要素
習慣には知識とスキルとやる気の3つの要素から成り立っています。
知識は「何をするか」または「なぜそれをするか」という2つの問いに答えてくれます。スキルは「どうやってそれをするのか」を指し示し、やる気は「動機」となるものです。「それを実行したい」という気持ちです。例えばあなたが異性にもてたいから、ダイエットするという動機があれば、自然とやる気が継続されてくるのです。
生活の中で習慣を確立するためには、この3つの要素が必要になってきます。
この要素は大変重要なものであなたの日々を習慣化させることで人間は見違える人間に新生されていきます。
人は習慣化された日々の結果が現在となるので、今からを変えたい方はぜひ新しき習慣をあなたに取り入れることが必要なのです。
まとめ
- やる気は続かないということを認識しておく
- 人間は飽きやすい、飽きるのを想定して色々な手段を用意しておく
- 好きなことをやってみる
- 三日坊主で取り組もう
- あなたが取り組まないといけないことを可視化させる
- あなたが取り組まないといけないことを習慣化させる
以上の6つのポイントをあなたに取り入れることで、今まで以上にあなたが継続して物事に取り組んでいけるようになっていくでしょう。
その先にはあなたに理想の未来が待っているのです。
是非参考にしていただければと思います。
以下の記事も参考にしてください。
今回は物事が長続きできない人への解決策について解説してまいります。 今回は少し観念を外す解説から入りたいと思います。 基本的に物事は長続きする必要なんかないのです。 冒頭から表題のアンチテーゼになりますが、長続きしないといけないと いう理屈はある意味観念になります。 物事はそもそも長続きさせないといけないのでしょうか?